同じ価値を持つ商品に価格差が生じた場合に、
高い方を売り、安い方を買い、
価格差が狭くなったときに決済して利益を出す手法のことです。
低リスクで利益を稼ぐことが出来ることから、
サヤ取り(鞘取り)ともいいます。
株式・金利・為替・先物の市場において、
相関を利用して取引することが多いです。
相関がある実際の例をいくつかあげていきましょう!
・株式市場
約100億円の価値を持つ
AとBという株式銘柄があったとします。
どちらも700円の株価だったのに、
突如として、
Aは900円、Bは500円になったとします。
Aは900円を売り、
Bは500円で買うと、
長期的には、
両者は同一の価格に落ち着いていくことになります。
・金利
米国債の長期利回りー日本国債の利回りが約2.0%に近づいてきたら、
ドル円を買う。
米国債の長期利回りードイツの長期利回りが約2.0%に近づいてきたら、
ユーロドルを売る。
各国の国債の長期利回りも、
為替に影響を与えるので、
見ておくべきです。
・先物
前日のニューヨークダウが上昇したら、
日経平均を買う。
これは、
ニューヨークダウと日経先物には、
正の相関があるからですね。
・為替
ユーロドルが下がってきたら、ドル円を買う。
ドルの価値が強くなっていることを確認できるからです。
まとめ
アービトラージには、
様々な方法があるのですが、
情報に翻弄されず、
自分なりの方法を検証するのが一番です!