今回は、MT4にPriceBandを設定していく方法について、記載します。
そもそも、「PriceBandって、何だ!?」って方は、多いんじゃないでしょうか?
PriceBandとは、「価格帯別出来高」のことです。
PriceBandのメリット
視覚的に売買高が高い価格が分かりやすい
売買高が高いところの色が濃く、売買高が低いところの色が薄い。
そのため、
どこで売買が集中していたかが、
視覚的に分かりやすい。
過去に売買高が高かったところがレジスタンスやサポートラインの目安になる
売買高が高い価格は、
それだけ注文数が多いということになるので、
なかなか突破しづらいポイントになります。
逆に、
売買高が低いところは、
サポートやレジスタンスラインの参考にならない傾向にある。
大口投資家の売買行動を把握できる唯一の指標
大口投資家がどこでエントリーしたかを見極めることはできませんが、
価格帯別出来高であれば、
そのヒントを摘むことができます。
他のインジケーターやローソク足のパターンは、
過去の統計的にそうなりやすい経験則の蓄積です。
出来高は事実以外の何物でもありませんから、
信頼に足るデータであることは間違いありません。
金融商品全般で使える(FX、株式、先物)
出来高は、
FXや株式、先物何にでも使える指標です。
考え方は同じですから、
金融商品全般で使えます。
PriceBandのデメリット
必ず、レジスタンスラインやサポートラインとして機能する訳ではない
デメリットは、
100%機能する訳ではないということですが、
これは、全てのインジケーターに言えることですよね(笑)
インジケーターを使うトレーダーの 力量に左右されることなので、
そこまで気にする必要はないです。
PriceBandの設定
02 bLeftOrigin true (出来高グラフを左に置く場合は、true。右ならfalse。)
03 PriceStep 0.0
04 bVolumeDiffusion true
05 VolumeTimeFrame 0
06 bColorize true
07 bShowScale true
08 nScale 256
09 bBltinColorize false
10 bNegativeColor false
11 bHSV1nterp true
12 colBandMax □ Orange (明るすぎるとローソク足が見えなくなる)
13 colBandMini ■ Purple (Blackだと暗い色が見えなくなる)
14 bandMaxLength 1.0 (画面全体の出来高。 0.3なら長さが10分の3になる)
15 bandHeightRatio 1.0
16 maxBand 1000 (ヨコ棒グラフの縦軸の表示範囲。表示したいpips数を入力。)
17 point 0 (数字が大きくなるにつれて細ラインから太ラインになる)
以上です。
まとめ
僕は、価格別出来高は、エントリー前に必ず見るようにしています。
なぜなら、相場の心理が見て取れるからです。
価格別出来高が高かったところにさしかかると、
損切りできずに塩漬けにしていた人がエントリー値に近くなってきたので、
安心して決済するため、
一度反発する確率が高いということです。
逆に、価格別出来高が高かったところで反発せずに、
抜けるようだと、
損切り注文が殺到していることが多いため、
反対方向への動きが加速することになります。
この指標、
FXだけではなくて、株式や先物にも使えるので、
個人的にお勧めです!
また、もっと使いやすい設定方法がありましたら、教えていただければ幸いです!