ドル円は方向感のない展開となるかもしれません。
1月22日(木)日本時間の22時半、
ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁が
量的緩和の発表を行いました。
「国債買い入れを中心とした量的緩和(QE)を
3月から月額600億ユーロのペースで2016年9月まで行う」
という内容。
アメリカ、日本、ヨーロッパ
の順番で来ましたね。
スイス銀行が
ユーロに対する上限額を廃止する
と発表したのは、
このことを予感していたかのようですね。
黒田バズーカVSドラギバズーカ
昨年10月31日、
黒田バズーカ第2弾が発表されましたが、覚えていますか?
振り返ります!
・マネタリーベースを現行の年60-70兆円から年80兆円へと拡大。その追加分は長期国債の買入れの増加で対応する。
・ETFの買入れも年1兆円から年3兆円に増やす。
ECBも日銀も、
自圏内の通貨を大量に刷ることで、
自らの通貨安を招いていることは違いありません。
わかりやすい言葉で言うと、
ジャブジャブマネーですね。
USDJPY=EURJPY÷EURUSD
USDJPYがどうなるのかを考えていく上で、
大切なのが、通貨の強弱です。
EURUSDは、間違いなくユーロ安・ドル高の流れでしょう。
問題は、EURJPYです。
ギリシャ問題や、ウクライナとシリアの情勢で揺れるでしょうが、レンジで収まりそうな予感。
黒田バズーカ第3弾が出たら、はっきりとトレンドが出る物と思われます。
分子のEURJPYはレンジ、
分母のEURUSDは1に近づく、
それらから、USDJPYは若干円安になるんじゃないかと予測します。
順張りの方は、
はっきりとトレンドが出るまでは、
ドル円ではなく、他の通貨ペアでトレードするのがいいと思います。
逆に、
レンジを狙う方は、
ドル円がいいんじゃないかと。
マーケットさんから、
利益を頂きましょう!